2024.07.13
ご訪問ありがとうございます。
今日、明日、明後日と怒涛の本番が続きます。
昨日のコーラスも入れると4日連続の舞台です。
ハリキッテいきましょう。
趣味ですが、ピアノをとことん楽しみたい中学生男子さん。
音の追求は続きます。
この夏中学生さん方のコンクール指導をしていて、舞台活動を続けていくなら毎日に必要な練習量が見えてきました。
2ページほどの小品なら、そこまで練習量はなくとも音楽センスで弾きこなせます。
中学生になると、バッハは3声のシンフォニアですし、古典はベートーベン、モーツァルト、ハイドンのソナタになってきます。
ソナタは、ソナチネとは全く別次元で音大生の弾く曲と小学生の弾く曲くらいの差があります。
1曲通しただけも5分以上です。
それを譜読みして、テクニックの部分練習をして、表現を練るとなると、ソナタだけでも毎日数十分時間を使います。
そして、同時進行で高難度のエチュードを練習して、シンフォニアを1声ずつ理解して聴き分けて弾く練習をするとなると...
1日に2時間は必要で、それも毎日しないと維持することも難しいですね。
昨日弾けていても、翌日は感覚が薄くてなっていて、弾けなくなった状態を取り戻すウォーミングアップからスタートするので、2時間でもギリギリでしょう。
中学生のコンクールは別次元だと改めて思いました。
入賞を目指すとなると、そういう練習をする方達より更にプラスアルファーの練習と意気込みとピアノへの情熱が必要ですね。
明日は中学生2人がベートーベンのソナタとモーツァルトのソナタを弾きます。
ベートーベンのソナタは交響曲、オーケストラに例えて楽器編成をイメージして音を練りました。
かなり細かくペダリングを指示して音を作りました。
そして、ベートーベンが伝えたかった思いを、ほんの片鱗でも、かけらでも、粉でも、生徒さんが汲み取ってくれたらと願いレッスンしました。
モーツァルトのソナタはオペラです。
台本を自分で創作して、場面をイメージして音楽を練りました。
生徒さんには映画「アマデウス」を見てもらい、モーツァルトの人物像を垣間見てイメージしてもらいました。
モーツァルトは人生のほとんどを旅をして周っています。
短い生涯を駆け抜けて行った疾走感、そういったものも音楽から感じます。
古典のソナタ言っても全くタイプの違う作曲家です。
私の中はこの2曲で全身全霊で満ちています。
今日は他のことは入れず考えず、この2曲のみの世界観でいようと思います。
芸術はそんなに器用に切り替えて使い分られるものではないので。
どこまでも本気で音楽と旅をしていきます。