2024.04.23
ご訪問ありがとうございます。
発表会も終わりまして、またコツコツと基礎練習の日々に戻っていきます。
夏のコンクールに出る方も、基礎教本を中心にレッスンをして、本番直前に課題曲のレッスンでいいと思います。
昨日、小2の男の子さんのレッスンで、1週間で課題曲が直すところがないほど完成していました。
昨年は小1で出たのですが、その時は課題曲を譜読みするのが精一杯でした。
周囲のレベルの高さに圧倒され、これから頑張ろうと親子で誓いあっていました。
それから1年、ひたすらにハノンの音階とアルペジオ、基礎教本、プレインベンションに黙々と取り組みました。
音階は24つの調を3周目に入り、バイエルは下巻の後半へと進みました。
基礎が進んだことで、レベルアップしました。
先日の発表会ではソナチネと近現代の2曲を綺麗にミスなく弾けましたから。
やっぱり、ピアノのような伝統的な芸事には、型が大事なんですよ。
テレビでおなじみの教育学者の斉藤孝さんも言っています。
スポーツでも、芸事でも、まずは「型」が大事。「型」とは要約力の結晶。あらゆる動きの基本となるもの。
型とは人類がそれぞれ自己流に自由にやっていたものを、長年かけて、いいところを取り出して、手っ取り早く出来るように、まとめ上げた究極の答え、集大成、マニュアルなんです。
それを覚えて、無意識下に入れ込んだ方が圧倒的に楽で近道で得ですよ。
型があっての応用で、基礎があってこそ自由にクリエイティブに音楽が湧き上がるんです。
この型が入るのは7才までかなぁ、という気がしているので、幼児には最も妥協せず基礎をやっていきます。