2024.02.01
ご訪問ありがとうございます。
今日から中学受験が始まります。
お気をつけて行ってらっしゃい。
スガナミコンクールで銅賞を受賞した中1男子さんがトロフィーを持ってきてくれました。
名前入りのクリスタルで素敵でした。
帰宅部でピアノを頑張っているので、何か実績を残せて良かったです。
内申書の学校外の活動で、いくつか書ける実績があります。部活の変わりとして、立派に評価してもらえます。
形に残る実績は大事ですよ。
娘も医学部受験でピアノの実績がとても役に立ちました。これで合格出来たのかもしれません。
高2の秋で進路を選択する時に、医学部に決めました。そこからやっと猛勉強するのですが、現役で国立大医学部は無理そうでした。
高校では娘より上位2人の男子が東大に行きましたので、娘に指定校推薦を1番最初に選ぶ権利が回ってきました。
浪人は避けたい。医学部はとても難しく100倍近い倍率ですから、何浪しても受かるか分からない。
医学部医学科の指定校推薦が1枠あったので、それを頂くことにしました。
指定校推薦と言っても、医学部医学科は2倍の受験者を集めてその中から絞り込みます。
前年は同じ高校の先輩が指定校推薦でご縁を頂くことが出来ませんでした。
一般試験と同じレベルの数学、物理、化学、英語のテストと小論文のテスト、集団面接、個人面接、高校の成績、出席率、学校内や学校外での活動、全てを総合的に判断して合否が決まります。
名門の中高一貫校から選ばれし精鋭たち。
小学校からの愛子さまのご学友、芦田愛菜さんの先輩、そういう方たちが指定校推薦を受けに来ていました。
医学部受験の為の予備校で、2週間ほど面接と小論文対策の講座を受講しました。
学力には余裕があったこと、中高6年間を皆勤賞で過ごせたこと、評定平均が4.9(体育が苦手だった)であったこと、基準は満たせていたようでした。
それでも、予備校でお友達になった方たちは皆さん同様で皆勤賞も評定4点後半も、当たり前でした。
そして、皆さん開業医や大学病院にお勤めの医師家系の方達でした。
受かる自信は全くなく、サラリーマン家庭だけど熱意をアピールしようと思い、高校の国語の先生に自己PR分を添削して頂きました。
「高校時代のピアノの実績を書きましょう」
国語の先生が書いて下さった自己PR分は、紙面の半分以上をピアノコンクールの入賞実績を箇条書きにしたものでした。
実績以外は書くスペースもなく、医療への思いは書かなかった気がします。
個人面接は医学部長のトップの教授でした。
娘の調査書と自己PR分を見て驚かれ、
「実績を箇条書きにしただけのものを初めて見ました。勉強も頑張ったのにピアノも頑張れたのですか?こういう受験生には今まで会ったことがありません。素晴らしいですね」
そう言って頂けたようです。
医療への思いは皆んなが書くことで、誰も似たり寄ったり、選考の基準にはならないのでしょう。
医学部医学科というハードな世界でやっていける人物かを評価する場面だったのです。
サラリーマン家庭だけど、なぜ医者に興味を持ったのか、本当に離脱せず医師免許を取るまで耐えられるのかは確認されたようです。
最後に、大学生のうちにピアノをもっと上手くなって、院内コンサートの出来る医者になって下さい。と言ってもらえたそうです。
まさか、大学受験でピアノの実績が評価されるとは、ピアノがどこまでも娘を助けてくれます。
頑張ったことを気持ちでアピールするだけでは通じないことも、実績とエビデンスなら一目瞭然です。
やはり結果も実績もいつ役に立つか分からないので、しっかり獲っておきましょう。