2023.12.15
レッスンにお通い頂きありがとうございます。
ピアノをとにかく頑張りたい生徒さんがいるので、空き時間があればレッスンを入れています。
先々週のスガナミコンクールの予選を通過した生徒さんお2人は、1月7日の本選に向けて練習に励んでいます。
成長期の今は攻める時期だと思うので、本選は新曲を譜読みして出演します。
2人ともロマン派の曲ですが、1週間で最後まで譜読みを終え暗譜しています。
タッチや音色を練りながら、細かい部分まで楽譜を読み込み、表現をして音楽を作っていきます。
中1さんはショパンを弾きますが、ショパン向きの手なので、ヴィルトーゾならではの速い動きも軽やかに、柔らかいハーフタッチで繊細なピアニッシモも綺麗に鳴っています。
音大で教えていらっしゃるピアニストにアドバイスレッスンを受けることになりました。
レッスンを受ける先生はどんな先生か検索してみると、偶然にも私の師匠と2台ピアノでラベルを共演している動画が出てきました。
ピティナが上げている動画です。
15才から教わっている私の師匠は、精力的に舞台で演奏するピアニストでした。
教師というよりはピアニストで、レッスンでもご自分が舞台で演奏するタッチをそのまま教えて下さいました。
アドバイスレッスンをして下さる先生は2次予選の講評で、生徒さんの音色や表現、音楽の方向性を絶賛して下さいました。
師匠と繋がりがあるところから、私の指導と通じるところがあったのでしょう。
それにしてもこういう偶然があるのですね。
タッチや音楽の方向性、ピアノも流派みたいなものもありますから、同じ方向性の先生だと安心してレッスンを受けてもらえそうです。
ショパンは師匠直伝のピアニストタッチで教えていきます。
手指の感覚を実際に真似てもらい、芯のあるクリアーな音、ハーフタッチのふんわりとしたパステルのような音、キラキラした高音、ふくよかな倍音、いろいろ教えています。
実際にピアノを弾いて、聴いてもらって、生徒さん自身に自分の指で音を感じてもらって、ピアニズムを求めていきます。
密度の濃いレッスンは、毎日深夜にまで及びます。
大ホールのスタインウェイ、生徒さんの耳とタッチ、いろいろなことを考えて、イメージして研究していきます。
本番前にスタインウェイのサロン、広いホール、2ヶ所でホールレッスンもしましょう。
もう一人の小学生さんと一緒に。