2023.11.26
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
今週末も教育連盟で生徒さんが入賞しました。
優良賞
B部門 中学1年生
ハイドン作曲
ソナタ変ホ長調 Hob.XV1ー28 第1楽章
とても難しいソナタでした。
コンクールも中学生以上は、将来を意識する方に絞られてくるので、本当にレベルが高いです。
審査員の先生方の講評では絶賛されるコメントが見受けられました。
柔らかい綺麗な音で無理のない奏法が好感もてる。
丁寧で計画された歌がとても綺麗に響いていた。細かいパッセージも無理のないように込められたかなりの技術力を感じる。
フレーズも充分歌いながら作品の明確化が行われていて良い。
ハーモニーの変化をよく感じとっている。
数々のお褒めの言葉を頂きました。
無理のない奏法、丁寧で柔らかい音、好感がもてる。全員の先生方が共通して書いて下さいました。
ある審査員の先生の全文を載せさせて頂きます。
「ハイドンの作品として時代的な考慮をされていた演奏を聴くことが出来ました。とくに音色の扱いや間の取り方など興味深く、装飾音も素晴らしく表現出来ていました。無駄な表現がなく、必要なことはきちんと踏まえた演奏でとても好きな演奏でした」
速く指が動く生徒さんで、今まではテクニック面での評価が高いタイプでした。
今回はテクニックはもちろん、それ以上に音楽性、表現での評価が高かったようです。
弾き始めるとすぐに、コンクールとは思えない、会場が柔らかい幸せな空気に一瞬にして変わりました。
生徒さん自身もコンクールを意識したことはなく、ただ音楽に身を委ね、聴き手と一緒にピアノを楽しみたい。
ピアノが弾ければそれだけで幸せ。そう思ってるんでしょうね。
耳が良く、本来は感性もありピアノを弾くために生まれてきたような生徒さんですよ。
しなやかな指と共に、柔らかくて優しい音楽性がどんどん伸びてくる。
音楽性の扉が一気に開いていく瞬間に立ち会えました。