2023.10.06
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
発表会の準備を進めています。
皆さん曲がどんどん仕上がっていきます。
レッスンで生徒さんの音から、いろいろなことが伝わってきますよ。
目をつぶって聴く音そのものから、どれだけ瞬時に情報をキャッチするか、言葉で伝えて生徒さんが変わるのを助ける。
それが私の仕事ですからね。
最近よく伝えていることは、今出したその一音を隅々まで自分で聴くことです。
今鳴った音をどれだけインプット出来たかで、次に出す音が変わってきますから。
音の高さや長さを覚えていくのはもちろん、自分の指と打鍵についても、インプットするのです。
速いパッセージでもその一音が聴けているかは、凄〜く大事ですよ。
生徒さんが音が聴けているかは、ピアノの先生は如実に分かりますからね。
生徒さんが自分の今をいかに認識出来ているかではないでしょうか。
昨日の5才さんのレッスンで、右と左が複雑に動く部分がよく分からなくなっているようでした。
じっくりと音を聴くように促すと、集中して弾いていて、タッチも音色も良くなりました。
昨日はシルバーの初心者の方にも同じように伝えさせて頂くと、ガラリと変わりました。
生の楽器の鳴り方は、十人十色で全員違います。
一人一人のその日の気分や体調、時間帯や気温や湿度でも違います。
今のその音からどれだけ情報をキャッチして次に繋げるかなんでしょうね。
ピアノは習うと頭が良くなる。
この生の音の情報処理にその鍵がありそうですよ。