2023.09.03
暑さは続きますが、新学期が始まりました。
毎日学校に行くので、疲れも出るかもしれないです。
様子を見てゆっくりやりましょう。
夏も終わり、また新たに進んでいきましょう。
この夏は皆さん頑張りましたし、大きく成長しましたね。
日照時間も長く気温も高いこの季節、身体も心も大きく育ちます。
3ヶ月前と比べて、見える景色がかなり変わったんじゃないかと思います。
私としては、頑張ったと思う部分と、まだやれたなと思う部分と、大成功と思う部分と、物凄く悔しい気持ちがあります。
生徒さん自身が来年に向けて、出発しているようですよ。
音階やチェルニーなど、出した宿題以上に自分でどんどん練習しているそうなので。
本番が終わると、一旦生徒さんの現状を見直します。
タッチや奏法、音楽理論など、生徒さんそれぞれの課題を再認識して、これからどう改善するか新たに試行錯誤していきます。
手の骨格や音の聞こえ方、一人一人違います。
絶対的に正しい奏法があるわけではなく、それぞれに合った奏法があるんです。
手指の筋肉のどこが優位になって働いているのか、それぞれ違います。
矯正するよりは、その人が楽に弾ける方法で改善するという感じです。
私自身が昔ハイフィンガー奏法でレッスン受けていて、その後重力奏法にレッスンが切り変わり、そして国際コンクールで優勝したことのあるロシア由来の外国人ピアニストの先生のレッスンを受けたことがあります。
指の関節をしっかり固めて、ハリのある音を出して弾く奏法から、次に指に力を入れずに腕の重みを利用して弾くように教えて頂きました。
そして、ロシアンピアニズムの奏法のレッスンを受けて今にいたります。
生徒さんそれぞれを見て、その人に合った奏法で弾いてもらっています。
関節がしっかり出来ているので、キラキラした綺麗な音がホールに響き渡る生徒さんがいます。
関節を固めないから、楽にスムーズに速く弾ける生徒さんもいます。
何時間弾いても疲れないし、どんなに速いパッセージでも一音のミスもない。
自然と素でロシアピアニズムをやっている生徒さんもいます。
その長所を生かして、音に輝きを増していこうと考えています。
中学生以降は音楽理論を学んで、表現の裏付けをして説得力のある演奏にシフトしましょうね。
奥の深〜いクラシックピアノのレッスン。
探求と勉強はまだまだ続きます。
生涯に渡り、尽きない楽しみを共に共有できる幸運に感謝しています😊。