2023.06.05
新しい1週間。
今週もはりきっていきましょう。
昨日は恩師小林光雄先生を偲ぶ会のコンサートがありました。
小林先生は日本の合宿指導に多大な功績を残して来られた方です。
杉並区立の中学校の音楽の先生をしていらした時に、全国から先生方や作曲者、出版者の方が見学にいらしたそうです。
世にに出ている中高生の合唱曲にも小林先生の依頼のもとに作られた曲や、教科書に掲載された曲も数多くあります。
「翼をください」「大地讃頌」がそうらしいですよ。
日本で最初に中学生に「大地讃頌」を指導されたのが小林先生で、その授業を見学に来ていた全国の中高の音楽の先生が、持って帰って自分も学校でも教えたことで広まったそうです。
先生の1番の功績は中学校の合唱コンクールという文化を作られたことでしょうね。
小林先生はその後国立音大に招かれ、合唱指導法の講義をされてきました。
大学の合唱指導法の授業で教えて頂き、大学卒業後は国立音大OGの合唱団「みち」に入り、30年近く続けてきました。
合唱団「みち」が毎年定期演奏会を行なっていた頃に皆さん結婚したので、結婚式は合唱団のメンバーがお互いに歌いにいった思い出があります。
私も新婚初の週末に定期演奏会に向けての合唱団の合宿が重なった時、迷わず合宿に行きました。
娘がお腹にいる時も定期演奏会で歌った思い出があります。
20代の頃は本当によく歌っていましたよ。
先生との思い出を胸に、4団体200名の方達がステージに立ちました。
練習会でも、先生に教えて頂いた1フレーズの1音に思いを寄せる、一体となってハーモニーを作る先生のコーラスを皆んなで楽しみました。
先生が教えて下さった「音楽」は今も生きているなと実感した素敵な演奏会でした。