2019.11.19
心地よい秋🍂ですね。
皆さんお元気で何よりです。
昨日は銀座でセミナーを受講しました。
久元祐子先生の「ショパンのペダル」についてのセミナーです。
久元先生は、とても穏やかで柔らかいお声でした。
ピアノの音色も繊細で、とても美しいです✨。
生徒さんも中学生になると、ちらほらとショパンを弾くようになります。
ショパンは綺麗で耳にする機会も多く、みんなの憧れです。
その美しさである、和声と音色を出すタッチは本当に難しいです。
ペダリングとタッチが一体となって、音を作ります。
ペダルも鍵盤と同様に、どの深さまで踏み込むかでかなり音色が変わります。
タッチとバランスをとりながら、半分か3分の1くらいで踏み込む深さを微調整します。
1音1ペダルと思うくらい、繊細に踏み込む深さを変えていきます。
左のベースの倍音の鳴らし方も、ペダル次第で変わってきます。
このペダルで出来た響きの上に和声を乗せて、ピアノ全体が静かにふんわりと鳴ってこそ、右の繊細なパッセージが美しく響く。
タッチもグランドピアノの鍵盤の深さ8mmくらいのところを指先で感じて繊細に響きを作ります。
ペダルとつくるショパンのタッチは、グランドピアノならではかなぁ...。
昔、先生にショパンのペダルとタッチをよく教えて頂いたことを再確認しました。
セミナーはレッスンで取り上げる機会の多い曲のポイントを教えてくださいました。
ワルツ、エチュード、ノクターン、どれも有名な曲です。
繊細なタッチで弾くためには、まず指1本1本の筋肉、特に虫様筋をコントロール出来る神経を研ぎ澄ませておく必要があります。
指の基礎あっての、美しい音色です。
それから、微かな音の響きの違いを聴きとる耳と感性も大切ですね。
憧れのショパンを本当に弾けるようになる道を目指して励みましょう😊。