2019.10.05
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
現在、新規の生徒さん募集中です🌸。
空き時間が早い時間帯に限定されてしまい、年中〜小学低学年の方対象の募集枠になってしまいました。
最近、大きい生徒さんの話題ばかりだったので、小さい生徒さんのレッスンもご紹介します。
現在、幼稚園児さんは4人いらっしゃいます。
今、活躍している高学年の生徒さんのほとんどは年中の秋ころに入会されています。
幼児のレッスンは、とてもゆっくり進めていきます。
鍵盤指導の前に半年間は準備期間を取ります。
この間、ピアノはほとんど弾きません。
まず音遊びをして、ピアノの音高をドレミで聴き分ける絶対音感をつけます。
ハンドベルを使ったり、いろいろ工夫して、小さいお子さんが楽しんで音を聴き、耳を作ります。
それと同時に5線紙で音符の読み書きを練習します。
これも指導にコツがあります。幼児にも理解できるように工夫して、何度も練習します。
スラスラと読めるまで根気よく練習しますが、これが意外に皆さんよく出来ます。
楽譜は難しい、面倒くさい、という思い込みがないうちに覚えてもらうのが秘訣です。
ト音記号、ヘ音記号、共にスラスラ速読できるまで、ピアノを弾くのは待ちます。
譜読みに欠かせないリズム感の練習も、リトミックで覚えてもらいます。
打楽器や音符カード、リズム譜などで、しっかり音の長さを数えて刻めるまでやります。
そして、幼児の柔らかい指で重いピアノをいきなり弾くこともしません。タッチのクセがつくと、後々お子さんが苦労してしまいます。
おもちゃを使って遊びながら、ピアノを弾く指のフォームを作ります。
絶対音感、音符の速読、拍子感(特に3拍子)とリズム感、手指のフォーム、の全ての準備が整って、初めて鍵盤指導に入ります。
だいたいこのプレピアノに半年かかります。
この準備があるので、挿絵の少ない音符だけの教則本に入っても、自分で譜読みをしてどんどん弾いてきます。
この時から1音1本の指をしっかりチェックして、慎重に進めます。
お家の方には、決して譜読みを手伝わない、全部で自分で読ませるようにお願いしています。
スタート時から、自分で譜読みして自立して練習するようにもっていきます。
4才半〜5才はプレピアノで準備して、5才に教則本を始め、2年くらいで最初の1冊が終わります。
小1の秋くらいにはプレインベンションやブルクミュラーなどを弾き始めますが、この頃には毎週3曲くらい自分でスラスラ譜読みをしてきます✨。
この段階でちょっとしたものを初見で両手で弾けるようになっています。
譜読みが好き、得意だと自信を持てることはピアノを続ける上でとても大事です。
ピアノは導入期から2年間の指導がそのお子さんの一生分の基礎になるんじゃないかと感じていますので、プレピアノは凄〜く大切にしています‼️。
最初にしっかりしたベースが出来た生徒さんの指導は、とてもやりやすいですし、生徒さん自身もピアノが楽しく、長く続けてくれます。
ピアノを始めてみたい幼児さんの教室選びの参考にしてください😊。