2019.04.14
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
生徒のお母さん方とピティナコンペの日程を相談しています。
皆さんご熱心で、コンクールに入賞されています。
ですが、お子さんにとっての本当の成長はなんだろう?
何が1番いいことか、よく考えています。
ピアノは上達して長く続けて、大人の曲を弾けるようになって欲しい。
ピアノを生涯楽しむことが目的です。
夏は家族旅行に行く、スポーツの夏合宿に参加する、昨年入賞したから今年は出ないで基礎をやる、皆さんよく考えています。
意識が低いわけではなく、ピアノを長く続けるために、上手くバランスをとっています。
少し前までは、大人が頑張って子供を引っ張る子育てをしていた方が、最近はコーチングの本を読むようになったそうです。
昨年コンクールを頑張って(お母さんが)、気がついたことがあるそうです。
「答えはその人の心の中にある」
コーチングのテーマです。
コンクールに出ると1曲を深く練習するので、普段の練習の何倍も勉強になることはあります。
ですが、コンクールのためにピアノを弾くのではなく、ピアノが上達する一つの手段としてコンクールを使う、という発想が出来れば、出る意義はあると思います。
真剣な舞台に出た方が、深く音楽に入って曲を極めますから、なるべく出た方がいいと思います。
そこに気がついて、練習を全てお子さんに任せて、基礎教材を休まず、予選は1回だけ出ることにした方がいます。
本選に進んだとしても出場を辞退して、ゆっくり基礎レッスンに戻ろうと、今の時点では考えています。
中高生になって忙しくても、ピティナコンクールの予選だけは出続けると、レベル維持と向上につながります。
小学生でいくら入賞歴があっても、辞めたらすぐ弾けなくなっちゃうと思います。
皆さんお子さんの長い人生を冷静に客観的によく考えていらっしゃると、感心しました。