2018.10.09
日本ピアノ教育連盟オーディションの公開レッスンを聴講しました。
講師は川村文雄先生です。
今年はJⅠ(小学1.2年生)、JⅡ(小学3.4年生)、A(小学5.6年生)の各部門に生徒さんが出ます。
小学1年生〜小学6年生までの公開レッスンを聴くことが出来ました。
通して聴くと、お子さん達の成長が分かりますね。
JⅠ部門はまだ小さくて、あどけない感じですが、この頃に耳を澄ませて小品の音色をつくる、繊細なタッチで弾く練習が始まっています。
JⅡ部門になると、課題曲も長くなり、テクニックも難しくなります。指の基本が出来てくる頃で、自分で楽譜を読み込んで音楽表現することを勉強する時期です。
A部門になると、いよいよ大人の曲に取り組みます。課題曲はベートーベンやハイドンのソナタ、グリーグ、メンデルスゾーンなどロマン派の本格的な作品になります。
作品に合わせた音色、時代、作曲家特有の音を指先だけでなく、腕との繋がりや鍵盤の微細な動きをコントロールして、響きで作ることを皆さん教わっていました。
この教育連明のコンクールは課題曲が凄く難しいですが、子供の発達に合わせて、勉強になる良い曲が選ばれています。
オーソドックスな教材で、正統派クラッシックピアノを学びたい人に向いています。
大きな音を出さずに、よく聴いて、繊細にピアノを鳴らす、そんなタッチを子供の頃に学ぶことは大切ですね。