2018.07.13
猛暑日の予想が出ています。
皆さんお気をつけてレッスンに来てください。
今日は表参道のカワイで中井正子先生のドビュッシーの講座を受講しました。
15:00のレッスンに間に合うように、急いで帰ります。
曲目はアラベスクの1番と2番、ベルガマス組曲です。
ドビュッシーの曲の中で1番有名な曲です。
どれも大学生の時に弾きました。
最近は子供のコンクール向けのセミナーに行くことが多かったので、今日の講座は何か懐かしい感じがしました。
ドビュッシーを弾く上で、1番大事なことは、ハーフタッチで弾く。
グランドピアノの鍵盤は2段階にかけて沈みますが、その半分くらいのところで音を出す。
そうすると、夢のような柔らかい音が出るんですよね。
ドビュッシーはそういうタッチで弾かないと、ドビュッシーの音楽にならないんです。
私も学生の頃は、撫でるような柔らかいタッチで弾くことを師匠に随分と言われました。
子供のコンクール向けのタッチと真逆なんですよね。
まずはしっかり指を鍛えて音を出すことが大事ですから、最近は子供達にはしっかり鍵盤を掴むように言っていますが...。
タッチは決して1種類じゃないですよ。
ドビュッシーを弾くようになったら、また教えてあげたいです。
立派に育っていったかつての生徒さんで、ドビュッシーのアラベスクを弾いた人は何人かいました。
皆んな難しい楽譜をきちんと譜読みして、素敵に弾いてくれましたよ。
中井先生の演奏はすっごく綺麗でした。
シゲルカワイがこんなに凄いピアノなんだと、改めて思いました。
ベルガマス組曲の「月の光」はもう別の世界にいるようで、幻想的な音にメモもとらず、ただ聴き惚れていました。
あんな風に弾けたらいいなぁ...
もっと自分の練習時間を増やしたいなぁ...