2018.03.31
横浜のカワイで石井なをみ先生の公開レッスンを聴講しました。
幼稚園さんから中学生まで、ピティナの課題曲のレッスンを聴けました。
皆さんもう、綺麗に弾けています✨。
一人一人に合った練習の仕方や、曲想の作り方などアドバイスされていました。
ショパンのエチュードを弾いた中学生お二人には、レガートのタッチや腕の回し方をレッスンされました。
私も昔の恩師や外国人のピアニストの方のレッスンを受けた時に、同じようなことを言われました。
大きな曲を弾くようになると、指だけでなく、腕や身体を上手く使う必要があります。
その前に、1本1本の指を独立させてコントロール出来るように、小さい時からきちんとやっておけると、ショパンまでとどくのでしょうね。
バロックの曲を弾く方が多かったのですが、小学生はまずバロックの弾き方を覚えた方が良いですね。
それから、古典で指の基本をや形式を学んでおくと、ロマンや近現代、ポピュラー曲を弾く場合でも、1段上の美しく胸に響く演奏が出来るんでしょう。
最後に先生がお話しされた、海外と日本のピアノ教育事情のお話しも、とても意義深く心に響きました。
日本の子供はには、自分で楽譜を読んで、自分で音楽を組み立てることが足りないそうです。
子供でも、いきなり弾かないで、音を出す前に、まず楽譜からどんなフレーズか、どんな構成か、どんな曲想か、自分でイメージをすることが大事です。
そのためには、多くの知識が必要ですね。
先生の、「知識に裏付けされた感性」というお言葉はまさにその通り。
ただなんとなく歌い、楽しんでいるだけだと、自己流で、曲の1部分は綺麗に弾けますが、全体としてまとまって仕上がらないのでしょう。
本当にクラッシック音楽をちゃんとやろうと思ったら、まずを自分で楽譜をよく読み込むことですね。
コンクールの意義は、1曲を極限まできちんと完成させることだと思います。
子供なりにも、その向こうに見えてくることが沢山あるんです。
入賞はその先の結果です。
まずは今の1曲に真剣に向き合いましょう。
コンクールに出ずに普段のレッスンでは、生徒さんも教師もそこまでの集中力をもつことは無い思います。
好きな曲を楽しく自由に伸び伸びと弾く、という価値観も私にはありますから😊。
私にも厳しくしないで、楽しくやりたい気持ちはあります😉。
コンクール路線を選ばなかった方も、それぞれのニーズに合わせて、基礎をやりつつ楽しんでくれたらと思います✨。
コンクール路線を選んだ方は、覚悟して下さい😤。
ハードな道を自ら選んだ方には責任を持ちますから。
4月より、私は全力で頑張っちゃおうと思っていますから✨。
もちろん、それぞれのお子さんのもつ個性に合わせてですけどね😊。
お子さんが、頑張るのが楽しい✨、そんな様子を見ているのが私も楽しいです💕。