2017.11.16
トピックスをお読み頂き、ありがとうございます。
ここ3年くらいに入会して下さった生徒さん方は、ほとんどの方が空き待ちをして下さいました。
新規募集のお知らせを出した当日に、お問い合わせ下さった方も、空くのを待っていたと思われます。
皆さん、意識が高く、しっかりして教育熱心なご家庭の方ばかりです。
それでいて、結果を急がず、周りと比べず、お子さんの真の成長を待てる親御さんばかりです。
ゆっくりと、じっくりと、本当に大事なことが出来るまで先に進めない、どこまでも基本に忠実に、生の楽器の音にこだわるレッスンを理解してくださるので、本当にありがたいです。
昨日、県外から峠を越えてくる6才の女の子さんが、とても良い音を聴かせてくれました。
1番最初の教則本で、初めて両手を同タイミングで弾く曲に取り組んでいました。
左右で違う動きをすることが、なかなか出来なくて、泣きながらやっていました。
なんとか出来たのですが、音が揃わない。
叩きつけたり、ガタガタして音にムラがある。
左が強すぎて、きれいじゃない。
わざわざ遠方から空き待ちして入会してくれたことに敬意を表し、きれいに弾けるまで、この1曲をとことんレッスンすることにしました。
わずか16小節の短い曲ですが、2ヶ月以上毎週あれこれ言い続けました。
昨日は、凄くきれいに音が揃った音で弾けていて、うっとりと聴き惚れました。
それでも、フレーズの区切りや、左の音色を注意すると、
「うん。弾きながらそう思った」
自分の音をよく聴いていたようで、すぐに言われた通りに直して弾けました。
まだ出来そうな気がしたので、さらにもう一つ
「左の音は右のメロディーを聴きながら、ポワーンと優しい響きのある音に出来る?」
と要求すると、またまた音色が変わり、倍音を多く含んだ柔らかくて暖かい音になりました。
この練習曲は皆さんが通る道ですが、今までで一番きれいでした。
昨年の今頃は、幼稚園の疲れや、車に揺られて眠くなって、泣いてばかりいましたね。
1時間かけて来て、レッスンが成り立たず5分で終わって帰る。
そんなことが続きましたが、それでも毎週休まずに連れてきたお母さんの努力の賜物です。
6才であの音色を出せるのは本当に凄いですよ。
物事の本質が分かる、そんな親子さんですから、どれだけ深く教えても大丈夫そうです。
本当にこれから楽しみにしています。