2017.11.10
今週は本を2冊読んでいます。
「蜜蜂と遠雷」「調性で読み解くクラッシック」
ピアノコンクールがテーマになった小説「蜜蜂と遠雷」は、純粋に楽しいです。
「調性で読み解くクラッシック」
これは凄い!!
正に私が普段感じていることを科学的に立証してくれている。
まだ全部は読んでいないのですが、第1章の「調と色彩」の項目では、その通りと嬉しく思いました。
音楽家で調性に色を感じる人は少なくないようですね。
私も凄く感じます。音そのものにも色を感じます。
特に和音(機能和声的な)は色と温度を感じます。
和音に味を感じることもあります。
食いしん坊なので。
よく生徒さんに、音楽を伝えるのに、お菓子や食べ物の味わいに例えたりするんですよね。
本来は「聴覚」の刺激を「色覚」など他の感覚としても感じることを「共感覚」といいます。
特に、音に色を感じるのは「色調」といいます。
舞台の本番を控え、音楽作りが佳境に入った生徒さんの楽譜で、カラフルに塗られていたり、色鉛筆でたくさん書き込んでいるのは、私が生徒さんに伝えたい思いがあり過ぎるのかも。
「共感覚」のありそうな中学生男子に、練習曲の1部の和音で、
「私には夕焼け空のオレンジ色が見える」
と言ったら、
「分かる!!」
と応えてくれました。
多分、同じ景色が見えたんじゃないでしょうか。
他にもバッハのインベンションの終わりに出てくる、偽終止の和音で、
「私にとってこの和音はもう迷いのない、進むべき道の開かれた扉。それはとても重い扉。濃い紫の色も見える」
と言ったら、
「僕は濃い群青色が見える」
と応えてくれました。
音って、音楽って凄いですね。
見えないもの、触れないもの、味わえないものを、感じさせ、人の心理に働きかける何かがあるんです。