2017.10.13
最近は、毎日大人の生徒さんがレッスンに来ます。
皆さん熱心で、ほとんどの方が毎週休まずに来ます。
今日も大人の初心者さんのレッスンをしました。
私の母と同じ世代の方ですが、向上心があって、腕を上げています。
もっとちゃんとやりたいと、3年前に転籍してきました。
毎週、音階とアルペジオでタッチの基礎を練習していますが、24の調を全てやって、2周目に入りました。
2周目はよりなめらかに、テンポを上げて弾いています。
3年前はカチカチのつっかえ弾きでした。
指1本1本の動きから、腕、上半身の繋がりを学び、ブラインドタッチで弾く練習にも取り組みました。
今はブルクミュラー、ベートーベンのメヌエット、ランゲの「花の歌」を弾いています。
今日のブルクミュラーは響きのある音で、なめらかにノーミスで弾かれました。
大人の初心者とは思えない、流れる演奏でした。
本当に凄い‼️
毎週の音階練習で、♯♭の黒鍵、1の指の旋回運動などが無意識に感覚で弾けるところまで、到達したからですね。
理屈で分かっていても、動かないから、考えないでも動くところまで、コツコツ積み重ねた成果ですよ。
子供の生徒さんも同じです。
5線の音符をスラスラ読み、拍子、リズムもパッと数えられる、♯♭も落とさない調性感、良い手の形を保つ関節をキープする筋力、鍵盤の位置感覚、その他いろいろ、全て無意識下にどれだけ溜められているかですね。
初歩のころからのコツコツ毎日の練習が、2〜3年後に実ります。
これは後で分かることなんですよね。
積み重ねがあると、初見でスラスラ弾けて、どんどん進み、曲の表現にもすぐに入れるからピアノの練習も楽しいです。
無意識下で出来ることが多いと、ピアノは難しくないんです。
導入期の皆さま。
今がピアノ人生のその後を左右する頑張り時ですよ。