2017.08.18
トピックスをお読み頂きありがとうございます。
記憶をしっかり定着させるためには、In put したことが、out putできると完成するようです。
私も自分の経験や知識をレッスンやトピックスでout putしておきます。
昨日はレッスンの前に、娘の練習に付き合いました。
見たのは、音階とアルペジオだけですけど。
タッチを改善すべく、身体、骨格、筋肉の知識から復習中です。
昨日は、「脳」の講義もしました。
テーマは「脳と運動」
読んだ本の中に、サッカー選手のネイマールとスペイン2部リーグの選手5人とアマチュア1人の脳の活動を比較する項目がありました。
ただ足首を回すだけの動作では、他の6人に比べ、ネイマールの脳活動は極端に少ないのです。
脳の省エネが出来ていて、脳を効率的に使えています。
次に試合の映像を見てもらい、デュフェンダーが迫ってくる映像で相手をかわしてシュートする自分の動きをイメージしてもらいました。
8回の実験で、ネイマールは毎回違うパターンを思い浮かべ、脳全体が活動し、特に左脳が活発に活動しています。
それに比べ、スペインの選手たちは脳内の活動が少なく、右脳が少しだけ動いていました。
ネイマールの優れているところは、まず経験から蓄積されたプログラムが豊富であること。
そして、必要な運動のプログラムを選択しアレンジする脳のネットワークが速くて多彩。
これは、ピアノの本番力UPにも置き換えられますね。
娘は、自分は緊張に弱いとか、本番は上がって乱れてしまうとか、ごちゃごちゃ言ってます。
あんまり考えて弾かないからでしょう。
考えられない子にした親にも責任はありますが。
なぜ、良くない弾き方になってしまうのか、理想の弾き方は何か、ちゃんと自分の頭で理解してないから、緊張に負けるんですよね。
ネイマールの話から、「脳の活動」について考えてくれるといいです。
私達は、脳にコントロールされていますが、逆に自分の脳を知っていれば、脳をコントロール出来るのでは?
もしくは、脳の状態に合わせた方が効率も良く、いい結果に繫がりそうですね。
ただ練習時間を増やしても、しょうがない。
脳が活動しやすい、回りやすい環境を整えたいです。
睡眠、リラックス、情緒の安定、この辺りは私自身も心掛けたいです。