2017.02.17
入試を控えている皆さま。
頑張った自分を信じれば力が発揮できますよ。
レッスンをしていて思うのは、やはりピアノは読譜力が大事ですね。
楽譜さえ読めれば、誰でもピアノが楽しめて、練習嫌いや苦痛を感じることはないのでは?
人は、何か一つのことは簡単にすぐできます。
5線の音の高さを読む。
リズム譜を読んで、リズム打ちをする。
指を動かす。
音を聴く。
どれも単体なら、すぐに出来るんです。
だけどピアノで曲を弾くというのは、4つのことを同時にやるんです。
実際には、左右10本の指、音色、強弱など1度に処理する情報は4つどころか、10以上ありそうですね。
ですから、幼少期からピアノ脳の回路を作っておけると楽です。
簡単な童謡から、自分で譜を読んで、指を動かし、音を聴き、また読んで...
ここをとばして、いきなり両手の曲から自分で読んで弾く練習をしても、情報処理が追いつかず、思考がストップして、練習が苦痛になるんでしょうね。
簡単な童謡、初級の曲だと、譜を読まないで、覚えて弾けちゃいますけど、これが後でピアノが苦手になる根本的な原因じゃないかと感じています。
小さくても、初めから自分で読む、音符を読む練習はプレピアノでしっかりと定着させたいです。
特別な耳や絶対音感がなくても、楽譜さえスラスラ読めれば、必ずピアノが楽しめると思っています。
今月よりプレピアノを卒業する生徒さん。
ト音記号、ヘ音記号、ともに速読ができます。
音感もつき、音符の長さ、拍子、指を1本ずつ動かす練習もプレピアノで覚えました。
この準備で、ドから読んで弾く教則本を、ゆっくり、じっくりと練習できれば、ピアノが特技になりますよ。
そして、お母さんのサポートなしで最初から自分で練習できるのです。
今の年長さん、小1の生徒さん、週に5曲を両手でスラスラ弾いています。
家では、バッハのメヌエットなどきれいな曲が流れ、お母さんはそれを嬉しそうに聞いている。
お母さん達は、お子さんの練習にうっとり、目を細めて感動しています。
お母さんが練習をさせる、みる、ストレスから解放されるのは、プレピアノ、導入期の指導が鍵を握るようです。
最初がスムーズに進められると、ピアノがずっと掛け替えのない親友になれますね。