2017.01.25
寒さが厳しく、インフルエンザが流行っていますね。
体調にお気をつけ下さい。
久しぶりに教育心理学のお話です。
子供にものを教える時は、その子がすでに獲得して出来ている水準を把握しておく必要がありますね。
そして、次の水準に達するための課題を出します。
いかに次の水準へ自ら到達させるかが、指導のポイントですね。
外から与えられた情報を取り込み、内なるものへと昇華させることが出来れば、次の水準に達したと言えるでしょう。
子供を成長させるために、この水準のへだたり部分「最近接領域」にいかにアプローチするかが、教師の力量ですね。
その子に伝わるピンポイントの言葉がいかに出せるか、なんでしょう。
出した課題を1週間の中でどのように取り組んで、どこまで内に取り込めたか、レッスンで瞬時に判断して、言葉をかける。
子供のレッスンをする教師には、集中力と情報処理力と判断力が入ります。
教師は経験と知識の引き出しをたくさん持ちたいですね。
答えだけ教えて覚えこませる、たくさん反復させても、内なるものへと変化しないかぎり、同じことを何年もやっていて進まない気がします。
覚えることには個人差がありますから、何年もかけてやるのも普通のことですが。
子供を教えるのには、テクニックがいります。
家でお母さんが、ピアノの練習や勉強を教える場合も、「最近接領域」を考えるといいと思います。
ただ、親子では至難の技ですから、このテクニックが使えないなら、先生に任せてしまった方が子供は伸びますよ。
「発達の最近接領域」はロシアの心理学者ヴィゴツキーの理論です。
ヴィゴツキーは発達心理学、言語の心理学に功績があります。
私はヴィゴツキーの、「言語の発達が思考を発達させる」という理論にも感銘を受けました。