2019.12.04
コダーイシステム(ハンガリーの音楽教育)
どんなに、ピアノが弾きたくても実際に楽器に入るには適期があります。その時期は、個人差があり年齢が小さいほどきちんと見極めなければなりません。
写真のY君は、入室3ヶ月の年中さんです。
お手手はまだ紅葉のようにちっちゃく、指先をコントロールするのは難しいです。正しい椅子の座り方も練習中です。
この年頃は、ピアノへの導入を丹念に進めます。
まずは、歌と遊びです。目的は私の信念である、読譜力を身につけることです。
日本では「わらべ歌」と呼ばれている歌を使って私と二人で遊びます。(本来は子供が集まって行う昔の遊びです)
非常に単純な短い歌です。簡単なので、遊んでいるうちに覚えてしまします。そしてリズム唱…
最後に、このようにリズムカードを歌いながら、自分で並べていきます。
完璧に自力でできたらどんどん違う歌で、また遊んで同じことを繰り返していくのです。
リズムは、楽器に入るのに非常に大事な要素です。
初めは八分音符と四分音符でできている歌から。そのあと四分休符へ。
Y君は、なかなか集中力がありどんどん吸収してくれます。
ちなみに、このリズムの歌は、たった2音で、たった2小節でできたお人形を使って1日10回以上、3回のレッスンで歌って遊びました。1ヶ月前に出来るようになったものを久しぶりに歌って、カードを置いてもらいました。一発完璧💗
コダーイシステムについてはまた、続きを書きたいと思います。