2012.08.08
少し前になりますが、同級生の演奏会に行って参りました。
私とは高校で、そして二人は同じ愛知県芸大へ~
もちろん同じ年。田中さんは声楽、堀田さんはピアノの学生時代からの名コンビ。この日は、田中さんの歌のコンサートで、堀田さんはピアノ伴奏ですが、夏にふさわしいドビュッシーの名曲「花火」を1曲披露いたしました。
最近は本当にいいコンサートがいたる所で行われています。この日は、「夏の思い出」と題して、誰でも知っている名曲‥夏の思い出、浜辺の歌、やしの実、みかんの花咲く丘、初恋、くちなし(い~までは指輪が~ま~わるほど~♪じゃなくって!!渡哲也じゃありませんよ)‥これらの日本歌曲を1曲ずつ、曲が出来たときのエピソードだったり、どんな思いが伝えられているかなど‥巧みな話術で楽しくトークをしながら進行していきました。時代が時代なだけに日本の謙虚な淡さや切なさがとてもよくわかり、歌も切実な気持ちが伝わるものでした。
後半は、シューベルトの「ます」夏っぽいですよね~!!プログラムには「ます」の訳詞がのっておりましたが、あまりにも有名すぎる曲なので知ってるつもりでしたが‥そういう歌詞だったのか~と。シューベルトが確立したドイツリート(ドイツ歌曲)の代表ですが(ピアノ5重奏も有名。フジ子ヘミングが好きですよね)イタリア歌曲との違いとかお話してました。イタリア歌曲は歌中心でピアノは脇役、ドイツリートは歌もピアノも主役。この曲は特にピアノ泣かせの伴奏ですが、見事なピアノで感動いたしました~あらためていい曲だ!!
そして再び日本歌曲。中田喜直の名作「サルビア」と「風の子ども」。そして「たいりょう」これは金子みすず作詞。アンコールは、震災で記憶のある金子みすずの「こだまでしょうか」。メロディーがつくとまた感無量です。
今回は一人でいきましたが、次回は必ず誰かを誘って行きたいと思います。多くの人に聞かせたい演奏会でした。
このごろ、同級生の演奏会が増えてきました。娘、息子たちが離れていき、また音楽人生を歩み始めているんですね~