2012.03.18
1月から、吉松隆(作曲)&館野泉(ピアノ)コンビで大河ドラマ「平清盛」のテーマ曲を担当してますね。
2002年に脳溢血により右半身不随になり2004年に左手のピアニストとして復活。
1曲目のバッハのシャコンヌ♪これはバッハのことが大好きだったブラームスが原曲に忠実に編曲した左手のための傑作です。館野さんの神の手とも言える左手で見事に演奏されました。まったくペダルを踏まずに、あんな厳かなクライマックスフォルテを聴いたことがありません。本当に指5本だけで弾いてるんですか?!!神様の指が乗り移ったみたいでした。
2曲めは、平野一郎作曲「精霊の海」。バイオリニストの息子さんヤンネ館野とのアンサンブル。
3曲目は、パブロ エスカンデ作曲「音の描写」。ピアニストの平原あゆみとの3手連弾。
後半は、谷川賢作作曲「スケッチ・オブ・ジャズ」。ピアソラを思わせる素敵な曲です。これもヤンネ館野との共演。
最後が、大河ドラマの吉松隆作曲「タピオラ幻影」でソロです。
アンコール2曲、2時間半の長丁場。75歳ですよ!!
バッハ以外は、全て館野さんに捧げられた曲です。彼の素晴らしさを体感しました。ブラボー!!— 場所: 豊田市コンサートホール