2013.03.02
私が子供の頃、(今から?十年前)、音楽教室が盛んになり出した頃は、教える側も教わる側も、音楽教室に通い、ピアノを習えば情操が身につくであろうと考えがちでした。人より少しでも早く先に進む事が良く、ちょっと指先の器用な子供はとても音楽上手のように言われたものです。もちろん、親も先生も喜んだことでしょう。
しかし、もしその子が単にピアノを弾けるようになっただけで、感受性が高まる事もなく、表現が上手くできずに、音楽の楽しさ、美しさを感じるようにならなければ、本当に残念なことです。
私たちは幼児期、色々な心のベースが養われます。心の問題は、表面に現れにくいので、ついついおろそかにしてしまいがちですが、色々なものに興味を示す幼時期にこそ、子供の心を良く考え、子供の体を考えた教育「心とからだに響く音楽教育」が望まれます。
子供達の頭脳は、0~3歳までに模倣パターンの配線、4~10歳で創造パターンの配線がなされるそうです。自分の子育てを考えてみると、思い当たることが多々あります。リトミックでは、子供達の発育段階を考えながら、集中力や反射反応力、積極性、直観力や記憶力などを養います。
楽器を演奏するということは・・・
リトミックで習得した音楽の基礎能力を生かしながら自己表現をしていく事だと思います。
今まで教えてきた生徒、2・3歳からスタートした子供もたくさんいます。お指が小さくてピアノをしっかり打鍵するのは難しいのですが、弾けるようになりたい気持ちを沢山持ってもらえるように、色々な方法で音を楽しめるレッスンを考えています。親子活動もありますので、お母様方、かわいいお子様と一緒に体験レッスンにいらっしゃいませんか?