音楽は人々の心を動かし豊かにするもの (ラフマニノフ)
2017.04.22
Kさんの先日のレッスン。
一生懸命に楽譜を見ながら演奏するKさんの姿に、思わず目頭が熱くなりました。
10年程前、ご主人を亡くされたKさんは、「この曲が弾けるようになりたくて…」と言って、お孫さんが通っていた当教室にいらっしゃいました。
この曲とは、「千の風になって」です。
私が、持参された楽譜を演奏してさしあげると、ポロポロ涙を流されました。私も、もらい泣き。
それからが、Kさんとのお付き合いの始まり。音符やリズム、初心者なので、間違えては笑い、また間違えては笑い…毎回、スポーツジム並みの汗!のんびりのんびり進んできましたが、最近は、自分で好きな曲を演奏できるようになりました。
そして、先日、久しぶりに「千の風になって」を練習してきてくれました。数年前にチャレンジしたのですが、思い通りにフレーズが流れなくて休憩!ず〜〜〜〜っと冬眠中でした。でも、今回は、気持ちを込めて音色も綺麗。いつの間にか、弾けるようになっていると色々な事を思い出したら感動してしまいました。
おばあちゃまと言っても、まだまだお若いKさん。これからも、宜しくお願い致します!
それから、「千の風になって」
久しぶりに聴きました。
私も、風が吹くと、父を思い出します。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています