2013.06.25
今日の最後のレッスンは私学に通う中学2年生の
Moeちゃん。
学校、塾、部活、通学に時間がかかりで忙しい毎日です。 ピアノを弾くのはお家では日曜日少しだけだそうです。 なのでレッスンの日は早めに来て妹がレッスンをしている間に別室で一時間近く練習をしています。 この時間が一番集中できるそうです。
今は忙しいので教則本や練習曲はしないで本人が弾きたいショパンの曲などに取り組んでいます。
今日のレッスンはショパンの雨だれ。
右手のメロディーは歌って囁くように弾けているの
ですが、中間部の同音連打の音、、しっくりいかないのです。
<Moeちゃんその連打、音楽ではなく音になっているよ>って、、、
私はお坊さんが木魚をたたいているまねをして、はんにゃはらみたまえ~~むにゃむにゃむにゃ~~ってお経のまねごとを言いながら、これは音だよって~~Moeちゃんの演奏に合わせてバチで机をたたいていました。
たとえがおかしいので二人で大笑い~~~
一つ一つの音に気持ちを込めて指先で音を感じて欲しい、、、
Moeちゃん頑張って弾くのだけれど、、 違う、、違う、、その音じゃない、、ちょっと違うんだよね~~って。
私の思うような音になかなか、、、Moeちゃんと私の根競べでした。
ハッと出来る時があれば、またもとどおり弾いているだけになったり、、指先に神経を、、、これって音に対する感性とすご~い集中力なのですね。
静けさの中にしずくがポトンポトン、、イメージがふくらみ、情景が浮かんでくるのですが、、なかなか難しいです。
彼女は音楽の流れを感じてメロディーはとても素敵なのですが、ハーモニーの大切さ、指先で音を感じて弾く事の大切さをこの曲を通して学んでいるのですね。
少しずつ、少しずつ根気強くです。