2013.01.16
新しい年になったと思ったら一月もあっと言う間に半分が過ぎました。
お正月気分は吹っ飛びレッスンは生徒も私もエンジン全開でのスタートです。
3年生の生徒は7名、今日はそのうちの4名が集まって2時間みんなで弾きあい会をしました。 チェルニー30番の1番、3番、4番。 そしてクレメンティソナチネ9番の3楽章。 (今日は3番まで演奏する時間が回らなかったですが、、)
まず始めにソナチネ。ノーミスで指定されたテンポで弾けることがねらいです。
一人ずつ演奏、止まったりつっかえたりしたらその場でストップして次の人へバトンタッチ、、みんなの前で演奏をするということでみんなちょっとした緊張感がありで気合が入っていた様でした。
今日ノーミスで仕上げた生徒はNanaちゃんのみ。 彼女がピアノを始めたのはみんなよりだいぶ後の2年生になってからです。 他の生徒達はソナチネは何曲かこなしているのですが、この生徒はソナチネに取り組むのはこの曲が始めて。
みんなより遅れているという意識があるのかしっかり頑張って練習をしていたようです。練習の裏付けがあるので最後までノーミスで心地よく弾けていました。
2週間ほど前にソナチネの本を渡したばっかりなのに私もビックリ、ほかの生徒もビックリ。
私はすご~~いすご~~い、ばんざ~~いって、叫んでいました。
そして<Nanaちゃんすごいね。 どんな練習したの>って、聞いたら<出来ないところをいっぱい取り出してやったよ>って。
私もみんなに普段から口がすっぱくなるくらい取り出し練習の大切さを言っているのですが、生徒達は始めから弾くことが好きなようで、、スケールや弾きにくいところは適当に弾き流す、そしてどもり弾き。
まだピアノを始めて1年半の彼女の前向きな姿勢がみんなへの良いお手本になった事だと思います。
私が口がすっぱくなるくらい言うより、このようなレッスン形態をとることでみんなも頑張ってくれ、そして上手になっていくのでしょうネ。
次回はほかの生徒達もきっとノーミスで弾けるように頑張ってくると思います(シメシメ)
(ノーミスで余裕のある演奏が出来てからが私の出番、後日の個人レッスンで音作りや細かいレッスンに入っていきます。これが又楽しいんだな~~)
そのあとチェルニーです。始め一人ずつ、練習をしてきたところまで指定のテンポで弾いてもらいました。
それから始めの8小節の弾き比べ。
私とNanaちゃんの妹一年生のMomoちゃんが審査員です。
4名はそれぞれ生徒どうしで弾く順番を決めます。 私とMomoちゃんは後ろを向いて演奏だけを聞きます。 そして気に入った演奏は何番目だったかを選びます。 そして発表!!!
ナナナンと何回もの演奏の判定でもいつも私とMomoちゃんが同じ人を選んでいるのです。 私のまねをしてるのではなく、Momoちゃんに先に気に入った演奏をした人の番号を紙に書いてもらいます。その番号が私が選んだのといつも同じなのです。 まだ一年生のMomoちゃん、聞く耳の確かさに感動です。
みんなも審査員の経験をしようということで今度は私も生徒に混じって演奏、4小節ぐらいの様々なフレーズの弾きあいをしました。 今度は気に入った演奏した人2名選んでって、演奏する方も選んでもらおうとできるだけ心をこめて弾いていました。審査する生徒二人は後ろ向いて音だけを聞きます。 そして何番目の演奏が良かったかを選び紙に書きます。
弾く方も、聞く方も、一音一音に心をこめて演奏することの大切さを感じてくれたことと思います。
生徒達には<先生よりもっと素敵に上手に弾いてくれえる方がうれしいよ~~>って<今度は先生より上手に、フレーズの最後の音を良く聞いて、綺麗な音で弾けるようにしてきてね~~先生より素敵な音で弾けるように工夫をしてきてね>って、、、
和気あいあいの楽しい合同レッスンでした。
刺激を受けることはいい事です。
さあ~~来週は~~とっても楽しみです。