2012.06.01
かんづめ生活突入で、普段はあまり見ないテレビを朝から見ていました(5/31)
そして91歳のピアニスト室井摩耶子氏の特集に釘づけになりました。 つい最近コンサートをされたそうで、ベートーベン月光の3楽章を巧みにパワフルに演奏されておられました。 89歳の時に自宅を建て直され完全防音のお部屋を作られたその前向きな姿勢。毎日4、5時間ほどピアノを弾かれコンサート前になると8時間も、、すご~~い。
常に前向きに毎日を過ごさておられお洒落で上品でとても素敵な方です。
先生を求めて日本中あちこちからピアノの先生達がレッスンに通われておられるそうです。
生涯現役ってその生き方本当に素晴らしいです。
又又感動をする人に出会いました。
7月、10月に入賞式やコンサートがあるそうです。
パワーをいただきに出かけようかと思っています。
http://naks.biz/muroi/
<ついでのおまけ>
室井氏の85年前のピアノを習い始めた時の楽譜の紹介がありました。 バイエルの8番をド、ミなんて仮名をふってどこにでもある練習だったのだなって、、、
スタートはみんな一緒でも、やめちゃう人とこうして素晴らしいピアニストになられるって、、、
本人の素質、努力、周りのサポートもあると思いますが、指導者の責任も重いと思います。
縁があって私の門をたたいてくれた生徒達をしっかり伸ばしてあげなければと刺激を受けました。
そして今日のレッスン時ついてこられましたお母様と室井氏とバイエルの話をしていました。
そのお母様はバイエルがいやで面白くないのでピアノをやめてしまったそうです。
最近はいかに子供達を楽しくさせようかとの教本が色々出ています。
バイエルは時代遅れとか、、の話も色々な先生から聞いています。
私はどの教本でも使い方しだいだと思っています。 何を<ねらい>としてその本を進めていくか、、、バイエルは知らない曲なので、譜面を目で追って弾くことで曲が仕上がっていきます。
子供達がこれいやあれ弾きたいの意志が出ないうちにさっさと終わらせて譜読みの力を付ける事を<ねらい>として使っています。
いやなものはさっさと終わらせよう~~そうすればどんな曲もスラスラ楽しく弾けるようになるよ~~を合言葉に(笑)そして2年生の末までに終わらせることを目標に遅くても3年生の末までには終わる事を教室のポリシーとしています。
番号通りに弾かせると必ずつまずきますので勿論番号通りには進めません。 どう進めていくかのそのノウハウはもう長年の経験で出来上がっています。 バイエルのそれぞれの曲、何をねらいとして書かれているかを見つめなおすとどの曲も綺麗で可愛くとっても素敵な教本だと思います。 古典を弾けるようにさせるには一番の近道だと思っています。 だから何年たってもこの本は受け継がれていくのでしょうね。
バイエルをメインとしてピアノを楽しんでもらうためにサブ本として併用教材やひけるのジュニアなども一緒に使っています。
そしてはやく終わらせて、ブルグやソナチネへと進んでいます。
が、生徒のニーズにも合わせますので誰でもみんなではありません、バイエルが苦手な生徒にはドリームやオルガンピアノやひけるよジュニアなどの教本を使っています。
ピアノを弾けるようになりたいっての子供達の思いを大切に育てていかなければと又、ファイトが湧いてきました。