”どうしたら毎日練習できるの?”その36”楽しい練習は、想像力が生む”
2012.05.14
“その35”で、想像力についてお話しました。想像力を持って演奏するというのは、とても難しいですが、これが出来ると、途端に練習が楽しくなります。“ピアノの練習、楽しい”と言う子は、イメージを持って弾ける子です。
ピアノ演奏においては、想像力を持つには、譜面の読譜力が必要です。読譜力というのは、小さい子には難しく、どうも5本線に、○だか棒だか、よく分からないみたいで、その暗号状態の音符が理解できるには、大抵の子は、小学校高学年になってからです。4年生くらいから、理解できだして、途端に、伸びて来る子が多いです。
しかしながら、完全に理解出来なくても、今は、CDなる強力な武器が出回っているので、CDを聞きながら、楽譜を見て、曲をイメージする事ができます。どんな場合でも、まず、いきなり弾くのではなく、楽譜とにらめっこします。そして、自分の中に、曲のイメージをいろいろふくらませます。どんな物語?ここでは、何かが起こった?イメージしたら、どんどん楽譜に書き込んでいきます。弾くよりも先に、沢山イメージして沢山書き込んで、どんどん曲を頭の中に入れていきます。それが、出来てから演奏に入ります。ここでポイントなのは、10回から20回くらい繰り返せば、ある程度、ゆっくり弾けてしまうだけの量にします。すると、始めはとぼとぼと弾いていますが、ある程度ひけてくると、途端に、自分の中で“曲”が鳴り始めます。たった、2小節程度でも、とにかく楽しくなります。そうなると、いつまでも弾いていたくなります。練習が楽しくなりますね。
小さいお子さんは、はじめは、お母さんが、一緒にCDを聞いて、“どんなお話しようか?”(まずは、曲全体の大きなイメージを考えます)それが出来たら、特徴のありそうな部分をとりだして、“ここは、何があったのかな?”“楽しい事かな?悲しい事かな?”と、どんどん聞いてあげてください。お子さんが、自分でどんどん言い出したら、どんどん書き込んで貰ってください。
楽しい練習は、最も短い時間で曲を完成できますよ。これを読んでくださった皆さんは、“毎日練習するのって、意外に難しくないよね?”と、もうとっくに、気づかれた筈です。上手なコミュニケーションで、“やる気”を、上手にひきだしてあげてくださいね