2019.11.22
昨日ご紹介したシュ―マンの『クライスレリア―ナ』を聴くとショパンのエチュード(練習曲) «4番» が重なりあいます『情熱的』ではあるが『感傷的』ではない、そんな音楽的表現が同じものを感じさせるのかも知れません。病弱な芸術家として知られているショパンではありますが、彼が残した名言に『自分の耳が許す音だけが音楽である』など肉体さえも引っ張る精神力の強さを持っていた事を象徴するかのような一曲。両手とも大変急速で海外では『激発』の愛称で呼ばれることもあるそうです。スピード感にあふれ、練習曲でありながらも完成されたこの楽曲に炎のような躍動感をおぼえます。