2019.11.21
ベート―ヴェンの少し後に活躍した前期ロマン派の絶大な人気を誇る『シュ―マン』。後に結婚する クララ との恋に猛烈に反対されていた時期に音楽の創作に唯一の救いを求め、作品の傑作が生まれたと言われています。中でも『クライスレリア―ナ』第7番は『情熱的』ではあるが『感傷的』ではない文学的な詩情が『ダイナミック』に表現されており、シュ―マンが作り上げた楽曲を クララ が演奏することによって愛を育んでいたそうです。そんな素敵な『エピソード』を思い浮かべながら聴いてみると、この楽曲の和音進行や、大胆なリズム変化の広がりの展開に心を奪われるかも知れません。