2019.06.07
現在五年生のNちゃんは昨年頃から急激に演奏が上達しました。今練習している曲はブルグミュラーの『牧歌』です。牧歌とは牧童がうたう歌。 牧童とは牧場で牛馬などの世話をする者のことです。8分の6拍子を大きな2拍子でとります。この曲はあまり発表会などでchoiceされない曲ですが、のどかな叙情的な雰囲気を特徴とし、左手はタッタッタッタ~ンとバグパイプのドローン管を思わせる持続低音の伴奏がなんとも優雅な曲。農家と言えばミレーの『落穂拾い』が有名ですが(右の作品)、1857年の作品で、農家の9人兄弟の長男だったミレーはモジャモジャひげでかっぷくの良い素敵な画家さん。現在この作品はパリのオルセー美術館に所蔵されています。これを読んだ後、牧歌の演奏を聴いてみると今までより、この曲が素敵に感じられるかも知れません。