2011.12.17
素晴らしいソロ演奏には単音のメロディーを弾いていても
鮮やかな色どりに満ちた、広く深い背景の音楽が
感じられるものです。
ヴァイオリンのコンサートの伴奏をしました。
2度の伴奏合わせの時間をとり、本番を迎えました。
初めての伴奏合わせの時、ヴァイオリンだけで通して弾いてもらったのですが
その時点で私にどう弾いてほしいか、という要求全てが音楽の中で、
こと細かに語られているのです。
例えば
始めはゆっくりですが、重くならないで・・・
~ここは、温かく優しい香りをもって・・・
~ここから緊張と興奮をもって劇的に盛り上がり
~重々しく充実した音でクライマックスを迎える・・・のように。
25日の「音楽による世界一周の旅」でⅠパート(プリモ) を弾く生徒のみなさんは
Ⅱパート(セコンド) である私の伴奏に引っ張られるのではなく、自分の歌い方で伴奏までも動かす表現ができているか考えながら練習してください。
本番まであと1週間となりました。
あなたの音 口ほどにものを言っていますか?