2011.07.21
音大に入ってから、ピアノの田中園子先生という方に出会い、門下生として色々なことを勉強させていただきました。私の結婚式でもお祝いのスピーチをいただき、また会いに行きたいと思っているうちに長男を身ごもり、ちょうど妊娠5か月くらいの頃、88歳で突然亡くなりました。なくなる3日前、こんなことになるとは夢にも思わなかった同門下のお友達がレッスンを申し出たところ、快く引き受けてくれていたそうです。その時点では元気だったそうですし、何かの病気で苦しんでいるなんて話も全く入ってこなかったので、ほんとに直前まで普通だったようで。門下生全員、ビックリしたとともに、まだまだ元気でおられるであろうと思っていた門下生は、どうして良いかわからない状態でした。もっと習いたい曲いっぱいあったのに…残念でした。
今から15年前でしょうか、阪神大震災のときです。先生がおっしゃいました。「こういうときって音楽は真っ先に外されるものなのだけど、少し時間がたって癒されたいと、聞きたくなるのは音楽なのよね…」そう思うと、私たち音楽を仕事にしている人間は、ものすごく重大な役目をもっているんだな~と感じます。