2014.04.26
この楽譜・・・パっと見、小さな子供に弾かせる発表会曲集みたいですよね。表紙のイラストがかわいい~。
ですが、これツェルニー30番練習曲です。
私が使っていた頃のツェルニーは全音が定番で、これを始めるといよいよ本格的☆な雰囲気に浸れたのですが・・・番号だけでひたすら進めてゆく味気なさ・・・個人的な意見ですが、私はあまり楽しく弾いた記憶がありません・・・残念ですが。
でもやはり、進んできたらコレは是非やってもらいたい教本。
いざ生徒に渡すと・・・「えっ先生!うちの子音大に行かせるつもりないのに・・・」なんて声が返ってきたことがありました。ってくらい、知ってる人にとっては「これから難しいことが始まる・・・」と少しドキドキしながら始める教本のようです。これが40番・50番・・・と進めばもう大変です(+_+)
根津先生のよって出されたこの楽譜は、すべてに子供が興味をもってくれそうな題名が付けられ、必ずアナリーゼをするページが組み込まれています。
何調に移調したか、ここはどういう部分か?などなど・・・楽譜を深く読み込む力を付けさせたい!という先生の思いが伝わってくるような編集になっています。
講座は大変楽しく、私たちが日ごろレッスンで感じることや悩みなど、全く同じ思いをされながらここまでやってこられたんだな、とうなずけるお話ばかりでした。
私が出向くにはちょうど良い経堂☆助かります。