2014.03.02
先週のレッスン。ある小学一年生の女の子❤ちゃん。
一か月ちょっと前に、発表会でひく曲を、数曲の中から本人が選び出し、しばらく順調に取り組んできました。
しかし、それっきり、現在停滞中。上達はしてないし、顔を見ても、楽しく弾いてるんだろうか・・・という表情。
お母様の話によると、ここ3週間近く、まともな練習をしなくなってしまった・・・と言うんです。おっしゃる通り、明らかに「こりゃ家で弾いてないな…」という指の動き。
そもそも❤ちゃん、この曲・・・本当に好き???
普段の曲とは違い、小さいですが独特なリズムを持った、芸術性の高い作品です。難しい個所だってあります。
30分という限られたレッスン時間の中で、「ここはこうやって弾くとキレイになるよ~」とか、「ここの休符、ちゃんととってね~」とか、楽譜に対する指導はしていたけど、・・・しまった・・・私、ちゃんと❤ちゃんのSOS、感じとってあげてなかった!!!
一日のレッスンがすべて終わって、夜、時間をかけて考えてみました。曲を決めてから今までの彼女の様子を思い返しながら。
ずばり❤ちゃん、「この曲、そんなに好きではない」んです。
しかも、まだピアノを始めて2年も立たない❤ちゃんには、ちょっと難解だったかな・・・とも思いました。
家で❤ちゃんが「ママ~分からなくなっちゃったよ~」とすがられたって、ピアノの経験がないお母様も分かりません。「来週もう一回、先生に良く聞いて来なさい!」という日々の連続なんです。
これは・・・ぜったい良くない!!・・・
レッスンの翌日、すぐにお電話し、「今になって申し訳ないのですが、思い切って曲を変えてみないか?」と提案し、新しく考えている曲を、受話器越しに聴かせてあげました。
音符も大きいし、本人一人の力で十分仕上げることができる曲です。難易度を下げたわけではありません。しかも❤ちゃんは、もともと熱心に練習する子。自分で曲を仕上げた時に面白みを感じてくれる子なのも分かっていることです。
お母様には、レッスン中に❤ちゃんの様子に気づいてあげられず、こんな風に後になって、曲変更となってしまうことを、指導者としてお詫びしたうえで、本人と話合っていただくようお願いし、電話を切りました。
30分ほどしてお返事が。「本人が、コッチがいい!と喜んで、もう右手の音をサッサと読んで弾き始めていますので、こちらでお願いします☆先生、ありがと~~~☆」との事。よかった~~(ToT)/~~~
急な変更になってしまいましたが、こういう対応をほったらかしたら・・・最悪、ピアノがキライな子になっちゃいますもんね。
今後は気を付けたいです。