2014.02.03
先週レッスンの一コマより・・・
現在バスティン名曲集で、ヘンデルの「ハレルヤ」に取り組んでいる女の子。
もうだいぶ完成に近づいているのですが、もう一週間学んで欲しいことが出てきました。
「堂々と、威厳をもった」演奏が・・・足りないんです。
「堂々と?威厳?」と言われたって、これをどうピアノで表現するか、ますます分からない・・・(そりゃそうだ)
私がピアノで、「こういうことよ~」と言って弾きましたが、「アッ!良いのがあったワ!」と思いつき、棚から取り出したのが、私の母校昭和音大が昔歌った「メサイヤ」のCD(2枚組)。確か卒業記念にもらったもので、20年前に私の同期だった学生さんが歌ったものです。当時、この公演が音大の一大イベントでした。
この有名な「ハレルヤ」は、この2時間近くに及ぶ「メサイヤ」の中の極々一部の合唱部分。
せっかくなので、原曲となるこのCDを、ハレルヤの解説を織り交ぜ聴かせました。
堂々・・・威厳・・・なんて言葉、小学生のこの子に理解はできないかもしれませんが、
ホールに響き渡る大合唱の素晴らしさ、重厚な感じ・・・これは、小さな彼女にもしっかり伝わったようです。
「えっ?CD2枚で一曲なの??」「合唱超キレーイ❤」
その昔これを聴いたイギリスの王様が、立って拍手したことから、今でもハレルヤの演奏の際は、客席の人も立って聴くんだよ~と説明しました。
さあ~来週はどんな演奏を聴かせてくれるんでしょうか・・・楽しみにしてるよ☆