2011.08.11
前回のトピックスにもちらっと書きましたが…
先日、以前勤めていた楽器店のヴァイオリン発表会に、伴奏者として参加してきました。
今回は、男女比半々の8名の生徒さんと共演しました。
バッハのメヌエットト長調を弾く小学生もいれば、ヒンデミットのヴァイオリンソナタを弾く高校生もいる…という具合に、様々な曲をアンサンブルしました。
私は、生徒さんとのアンサンブルってとても好きなんですね。
専門的に音楽を学ばれた方とアンサンブルする時とは違って、歌い方や間の取り方が予想外だったり、テンポ感が独特だったりして意表をつかれることもありますが(笑)、「だからこそ」とでもいいましょうか…。共演者がどう表現しようとしているのか、相手の感じている音楽を共有するための感覚がとても鍛えられる気がするんです。
そして毎年共演を重ねていくうちに、私が「合わせている」という感覚から、音楽を「共有し合っている」という感覚に変われたら、それはその生徒さんの成長を心底感じる瞬間です。どの生徒さんともいつかそんな瞬間を迎えられるように、伴奏依頼をいただける限りその機会を楽しもうと思います(^^)♪
小さな演奏者たちの勇姿を見ていると、「もっと自分を高めなきゃ!」と改めて我が身も振り返れますしね(^^)
私にとって、アンサンブルを経験することで感じること・得られる感覚は本当にたくさんあります。
例えば、「独りの限界」と「一人の責任」…。
このあたりは長くなりそうなのでまたの機会にしますが、ピアノは一人でも一度に色々な役割ができてしまう分、独りになりやすい楽器かもしれないと感じているので、自分の生徒には初期の頃からアンサンブルをたくさん経験させてあげたいです。きっと、アンサンブルには道徳とも通ずることがたくさんあると生徒たちは気づいてくれるはず…(^^)
あ~自宅レッスンに来てくれる生徒さん、早く増えないかなぁ… ウズウズ(笑)