2022.09.04
1つ前のトピックスをお読みいただけた方には、たぶん伝わっているでしょう…
気乗りしない分野でうちの息子をノセるには、相当なコツとユーモアとエネルギーが必要となります。
ママ先生がイライラしていたり頭が疲れていたりすると、頭脳戦に必要となる瞬発力は皆無に等しくなってしまうわけで…。
最近は、その多大なる労力と、忙しさにもかまけて、息子への誘い水を怠り気味にしていた私ですが、、
夏休み期間、改めて息子へのピアノアプローチをがんばれた裏側には、大人の生徒さんからいただいた極上プレゼントの存在がありました。
`ピアノは初心者です´というところから約一年前にレッスンをスタートした大人の生徒さんが、夏休みが始まる頃に、ある動画を送ってくださいました。
20歳前後になる二人の息子さんがいらっしゃり、お二人とも幼少の頃からヴァイオリンを続けていらっしゃるとお聞きしていましたが、、
その動画の中で、ピアノを一から始めた生徒さん(お母様)と二人の息子さんそれぞれが、ショパンのノクターンをアンサンブルしていました。
素敵すぎるーーーっっ( T T )
画面越しでも、息子さんそれぞれが一音目から意志のある良い音で、歌心の伸びやかさや、細やかな部分を大切にしようとする誠実さなども感じられ、もし生演奏を聴けたなら、さらに感動的な響きであること間違いなし!
何と言っても!!
ト音記号は読めると伺っていましたが、
へ音記号の音読みや、両手がそれぞれの動きをすること、更にはペダルを入れるため足まで使ったり…と、ピアノ特有の難しさに一から向き合った生徒さん(お母様)が、アンサンブルピアニストとして息子さんの演奏に寄り添っている…!
…アンサンブルですよ?!
ソロで巧みに演奏することとはまた別の、`周りと調和する能力´も必要となるアンサンブルをしっかりと成立させているわけです。。
親子特有の感覚もきっと手伝っているでしょうが、
どれだけ練習されたのか…と、本当にリスペクト。
ご自分の中に、苦楽含めた`音楽の位置´がしっかりと根づいていることが、この方の強味なんだろうな…と改めて心打たれました。
そして、息子さんたちも。
幼少の頃からずっと続けているモノは、大人になっていくほどに、大切に持ち続けることの大変さに直面したりもします。
手離さないことを選び続けている人の音楽は、やはり心打たれる音楽でした。
私も、息子と音楽を楽しんでいけたら素敵だな。
息子にとって音楽が大切なものになっていくかはわかりませんが、
音楽は、長い人生を生きていく活力になり得るものだから、`好き´でいさせてあげたい。
ピアノレッスンとしてのいわゆる王道をいかなくとも、将来もし`演奏´を楽しみたいと思った時に、助けになるような力はつけておいてあげたい。
お節介な親心でもあるのですが、、
ひとまず夏休みだけ現れたママ先生は、
生徒さん一家からの極上プレゼントのおかげでがんばれました。
ありがとうございます(^^)⭐️