2022.06.24
幼少期のお子さまがピアノを習い始める時、
お家の方から、「30分集中できるかな…」「ちゃんとピアノの前に座っていられるかな…」「お家でちゃんと練習してくれるかな…」といったご心配をお聞きすることがよくあります。
お子さまへの純粋な心配と共に、先生に対して失礼なことにならないように…というお心遣いも含まれているのだろうと感じられる場合も多く、そのお気持ちをとてもありがたく思います。
幼少期の頃から`30分ピアノの前に座ってしっかりレッスンを受けて、家でも練習をきちんとやる´…というお子さまは、そのお子さまの良さとして、そのまま伸ばしてあげられるといいですよね(^^)
そして、私の教室では、
もしピアノの前に座っていられなくても、もしお家で練習しなくても、、自然なことだと思ってください。
`今´のその子にとって、それが`自然体´なんだな…と。
成長段階によってお子さまも色々なことが変わっていきますし、習慣づけばいいコト盛りだくさん!である`お家での練習´についても、その子を見ながらアプローチ方法を考えましょう(^^)⭐️
その子の様子を見ながらレッスンを組み立てていけるところが、個人レッスンのいいところです(^^)q
幼少期は、ピアノを嫌いにならなければ、レッスンを嫌がっていなければ、まずは万々歳です!
教室へ通ってくれている4歳の女の子は、
「6月のうた」としてとりあげていた『かえるのうた』に合わせて、いつもカエルになってくれます⭐️
ゆっくりテンポでうたう時は、「あんまり元気じゃないから、このくらいしか跳べない…」
生き生きテンポでうたう時は、「今日はこんなに跳べる~!」 …と、ジャンプ力の違いで表現してくれます。
音楽を体感できていて、体現できていて、とてもいいなぁと思います(^^)
先日レッスンだった小学4年生の女の子は、
「次はあの曲を弾いてみたい」という希望をしっかり持っていて、ぐんぐんと成長中…
お家の方によると、`家でもとにかくよくピアノを弾いている´とのこと。。
たまに一緒にお迎えへ来てくれる弟くんたちも、レッスンしている曲を鼻歌で歌えちゃうくらいで、、、
暮らしの中に音楽が溶けこんでいて、とてもいいなぁと思います(^^)
その子の`自然体´の中に音楽を、ピアノを、馴染ませていってあげたいというのが、幼少期のお子さまに対する私の指導方針です。
私自身は、音楽好きな母にほぼ騙されて兄弟全員ピアノ教室へ入れられ(笑)、当時のレッスンはあまり味気もなく、家での練習をどう回避するかを考え続け、母につかまった日には大暴れしながら仕方なく練習した幼少期です(^^;)
それが不思議なもので…
思春期の頃には音楽がとても大切なものになり、頭の中や心に感じるイメージを音で表せる面白さを知って、食事も忘れて自分の表現したいものを`ああでもない こうでもない´とずーっと探求し続けているような没頭ぶりへと変わっていきました。
心の成長によって、気持ちはいつ、どう花開くかは誰にもわかりませんね(笑)
でも、幼少期に少なからず指を動かしていたことが、未来には繋がったと思っています。
そして、
それにしても、幼い頃のレッスンで音楽の面白さを味わえることも大事じゃないかと身をもって感じるわけで…
日進月歩で変わっていくピアノ指導の世界を私も勉強し続けていますが、、
私の教室では、私を生き証人として(笑)?、
子供の生徒さんも大人の生徒さんも、
自分の等身大の表現を大切にしていきましょうね♪