2014.07.10
先週末、ピティナピアノコンペティションの地区予選に、当音楽院の生徒2名が挑戦いたしました。C級のMちゃん、E級のOさんです。
Mちゃんは小六でコンペには初挑戦、Oさんは高1でA1級以来、8年ぶりの挑戦です。
ただ2人とも経験不足からか、会場の緊張感にのまれてしまい、普段の力を十分に発揮することが出来ず、残念ながら本選進出とはなりませんでした。
Mちゃんの予選2回目は今週末、Oさんの予選2回目は来週末で、次回こそは必ずとの思いを胸に、二人とも毎日一生懸命練習に励んでいます。
さて、先々週にC級で不覚をとってしまったSちゃん、そして今回のMちゃんは、予選2曲目が同じ選曲ということもあり、予選翌日の月曜日から3日連続で合同レッスンを行いました。
1曲ずつ交代でレッスンを行いながら、お互いを見学し、相手の優れたところをその中に見い出したり、自分と同じような問題点を客観的に観察することで、今まで以上に自分自身のこととして、問題意識を高める効果があったように私には感じられました。
つまり、レッスンにおける注意事項を、勿論今までも言葉としては聞いてはいたのでしょうが、今はちゃんと腑に落ちてくるというか、よく理解するようになったと私は感じるのです。
あと二人一緒だとライバルではありながらも、自然に元気づけ合うというか、「今度こそ頑張ろうね」という感じで、励まし合う様な思いの一体感が生まれていて、見ていて非常に清々しいものを感じています。
もちろん次への不安もあるとは思いますが、二人とも心のハンドルさばきが上手になされていて、孤独な思いに悩み沈むこともなく、マイナス思考にも囚われていないので、立派なものだなと思って感心して眺めています。
前回、「心のコントロールにこそ最大の努力を」と寄稿させて頂きましたが、この二人にはしっかりと受け止められている様子で、フォローやサポートで大変ご苦労されていらっしゃるであろうご家族の皆様も含め、感謝の気持ちで一杯です。
さあ、今度こそ私が仕事をする番です。
私の仕事は、子供達の夢や希望を叶えるためのお手伝いをし、それを現実化していく過程の中で、子供達に勇気と自信を得ていくための貴重な体験の場を演出していくことにあります。
今週末こそ、子供達に満面の笑顔をプレゼントしたいと思います。
私たちの努力の果てに、幸運が微笑みますように。よろしくお願いいたします。