2013.11.14
今回は、ちょっと面白そうなタイトルをつけてみました。宿命のライバルとの対決というと、スポーツや様々な分野での名シーンが浮かんできますが、絶対に負けたくないライバルが存在するということは決して悪いことではなく、むしろ人が成長していく上においては幸運なことであろうと私は思っています。
さて、今年のピティナピアノコンペティションの本選において次点で決勝進出を逃してしまったYちゃん、今度はショパン国際ピアノコンクールin ASIA の地区大会に挑戦いたしました。金・銀・銅賞までが全国大会に進出するのですが、会場入りしてみると、なんとピティナの本選時に僅差で敗れ、決勝進出を決めた方の女の子がいたのです。私は最初気がつかず気にも留めていなかったのですが、本人は敗れた相手のことはよく覚えていたようで、すぐに気がついたようです。
さあ面白いことになりました。こちらが勝手に思っているだけで、向こう側からは相手にもされていないことだろうとは思うのですが、第2Rの結果はどのようになるのでしょうか。私はちょっと悪趣味ですが、面白がることにしました。
結果はめでたく、Yちゃんも相手の女の子も全国大会進出が決定です。やったね、おめでとう、Yちゃん! おめでとう、宿命のライバルちゃん!
ただこれにはオチがあって、今回もYちゃんは少しだけ負けちゃっているのです。ライバルちゃんは金賞、Yちゃんは銀賞だったからです。
さあ、この宿命の対決の第3Rはどの様な結末になるでしょうか。
あまり真に受けてはいけませんが、「ライバルはドラエモンのスモールライトを当ててちっちゃくして虫かごに入れてポイする」とか、「トイレに閉じ込めて鍵をかける」とか、面白いことばかりを言っているYちゃんですが、決して足を引っ張ったり心を地獄色に染め上げていくのではなく、ライバルがいるということが、向上心という形での日々の精進のきっかけとなるならば、天にも祝福された素晴らしい結果がYちゃんを待っているのではないでしょうか。
願わくば第3Rでは、二人共さらに上のファイナルステージであるアジア大会に進出を決めて、ドラマの続きを楽しませてくれないかなと、勝手に思っております。
いやあ、子供達の成長を眺めるのは楽しいものですね。頑張れYちゃん、そして宿命のライバルちゃん!次回さらに素晴らしい演奏が聞けることを期待しています。