2012.06.03
今日のサッカーワールドカップ、アジア最終予選、日本対オマーン戦、日本の大勝利おめでとうございます。
選手、監督、そしてスタジアムのサポーターの一体感が、テレビの画面からもひしひしと伝わってきて、とても興奮し、感動しました。やはり一体感のある姿は美しいですね。
さて、音楽教育の方に話をもどしたいとおもいます。私が指導においてまず最初に心がけ、確立を目指しているのがこの一体感です。生徒の伸びていこうとする意欲、親御さんのお子様の成長を心から楽しみにし願う気持ち、教師の伸ばしてあげたいという情熱、このどれ一つが欠けても良い成果をもたらすことは難しくなります。三者の気持ちがひとつになり、成長をともに喜び合い、或いは上手くいかない時は共に悩み、協力し合うことが必要だと思います。
「当音楽院は積極的にコンクール等に参加し」と紹介文にも書かせていただきましたが、私はその殆どの本番に予選から会場に同行します。必ずしも上手くいく時ばかりではありませんが、それはこの一体感を最後まで大切にしたいからです。
人は成長を実感するとき楽しく嬉しいものです。ただいくら美味しそうな料理の写真を眺めても、実際に味わってみなくてはその美味しさが理解できないのと同じで、まず小さな一歩でもいいからその成長の喜びを味わって実感してもらうところまで持っていく為に、教師側の伸ばす責任は重大だと言わざるを得ません。
刹那的な一時の楽しさは、やがて過ぎ去るものですが、少しづつでも成長し続けるなかで得られる喜び、楽しみを提供し続けてこそ、永く音楽を続けて頂く力になるのだということを、指導する側としては常に自戒して参りたいと思います。
これから出逢う生徒たちやその親御さんたちと一体感を大切にし、共に末永く音楽を楽しんでいきたいと心より願っております。