2011.03.27
幼稚園年長から6年間、私の元へと通っていたN・Hちゃん。
昨年春、涙涙でお引っ越ししていきました。
N・Hちゃんは、知的、身体共にハンディを持った女の子でした。
私のところにきた時は5才。
靴を履いて、一人であるくのがやっとの状態。
イスに一人で座ることはできませんでした。
それから本人・お母様との二人三脚でがんばり、
発表会やPTNA STEPなど、人前で演奏するまでになりました。
そんな彼女のお母様の願いは、
「コンクールに出してあげたい。」
私のもとにいた時「ピアノパラリンピック」の開催は バンクーバー でした。
とても行けないので、国内開催を待つことに。
ところが、次の開催はなんと ヨーロッパ!もっと行けない・・・
そしてやっと巡ってきたチャンスは
「国際障害者ピアノフェスティバル」
幸い、引っ越し先で新しい先生に巡り会い、出演を決めました。
今回の震災で中止が危ぶまれましたが、開催決定。
アールンピアノコンペティションの数日後だったので、そのまま滞在し、
見にいくつもりだったのですが・・・・・
アールンは延期決定。
残念ながら上京不可能となってしまいました。
会場に応援に行くことはできませんが、無事成功するよう心より祈ってます。
N・Hちゃんは指の関節が硬く、思うように曲がりません。
小学校5年生で、ようやくヘ音記号が読めるようになりました。
そんな彼女、弾くことは大好きで、耳で覚え、1つずつ自分のレパートリーを増やしました。
ピアノを弾きたい気持ちがあれば、まずはTRYしてみて下さい。