2011.11.23
幼い頃、母がクラシックの名曲全集のようなものを通販で購入して、それをたまに聴いていました。
レコードが(ふ、古い・・・時代がバレます)1枚1枚薄い箱に入っていて、表に外国のお城や田園風景など素敵な写真が載っているものでした。
その箱が素敵だということで、家の壁に絵画のように飾ってありました。
その中で、1枚だけ怖くて怖くてしかたがない写真がありました。
それが・・・「白鳥の湖」のバレエの写真でした。
主役のオデットがなんともいえない悲しい表情で、青白い照明の中、踊っているシーンでした・・・
その「白鳥の湖」のレコードには音楽のほかにお話も入っていました。
お互い愛し合っているジークフリート王子とオデット姫が、オデットに化けた悪者オディールに騙され引き裂かれてしまう運命になっていくわけなんですが・・・
音楽とお話のタイミングが絶妙で、子供ながらにも、
「うわ〜、こんなについてない(?)かわいそうな運命の人っているんだ〜」
と思っていて、いつも悲しみがマックスになったところで、ジャーンと音楽が入ってくるんですよね・・・
そのイメージが強烈で、あの箱の写真の悲しそうなオデットを見るのが怖くて、いつも見ないようにしていました^_^;
音楽の力って凄いですよね!
ほかにも童話はたくさん読んでいるのに、あれほど強烈なインパクトがあったものはありません。
今でも、「白鳥の湖」を聴くと・・・
ちょっと怖い・・・かな?…>_<…