2011.10.29
先日のレッスンでのこと・・・
保育士をめざして、弾き歌いの練習をしている生徒さんがいるのですが、その日は「こぶたぬきつねこ」を練習していました♪
いつものように、メロディーにコードをつけ、曲の最後のフレーズを前奏にして弾く練習をし、だいたい出来たところで彼女がぽつんと、
「これが、歌い出しの前にサンハイ♪って言うと、途端にグチャグチャになっちゃうんですよ〜」
と困ったように言うのを聞いて、思わず、
「ホントそうだよね〜」
と同感してしまいました。
私も、もともとグループレッスンの講師だったので、子供たちと一緒にたくさん弾き歌いをしてきましたが、これが1番大変だったのを思い出したからです。
まず、弾いて歌えるところからがスタートで、子供たちの顔を見ながらの斜め弾き、サンハイ♪と歌詞はさみのタイミング、そして何があってもノンストップで弾く根性(笑)などに慣れるのが、とても大変でした(>_<)
よく誰もいない家で一人、斜め弾きでことばがけをしながら練習したものです。
(知らない人から見ると、あの人大丈夫って感じだったと思います^_^;)
でもいくら練習して行っても、そこは子供相手のこと・・・想定外の出来事にあわてふためくこともしょっちゅうでした。
そんな汗だくの新講師時代でしたが、いつしかそんな状況にも慣れて、だんだん落ち着いて対応出来るようになったような気がします。
そして今、振り返ってみると、やっぱりそこが私の音楽指導の原点だな〜と思うのです。
生徒さんの話では、子供がいると想定して、そちらを振り返ってサンハイ♪と言えないと学校では合格にはならないそうで・・・
「よし!今日はサンハイ♪の練習をしよう!」
と言って若かりし日を思い出しながら、サンハイ♪の練習をしたのでありました(^^)