2019.04.30
今日で平成も終わりですね。
時代が昭和から平成になった時、私は学生でした。
そこから今日まで本当にいろいろなことがあり、長かったようなあっという間だったような30年だったように思います。
高校、大学と音楽系の学校に通っていた私は、どちらかというとずっと苦しんでいました。
上手にならなくてはと思い過ぎて、子どもの頃は人前で弾くのも好きだったのですが、それも楽しくなくなってしまいました。
自分は何のために音楽をやっているのか?
平成になった頃は全然わからない状態だったような気がします。
そして大学を卒業し、ヤマハ音楽教室の講師になりました。
最初の数年は仕事を覚えるのに無我夢中でした。
ピアノはある程度弾けて音楽の知識はあっても、教えることはイチからでしたから😅
音楽の道と一緒で、教えることも上手くいかないことの連続でした。
でも数年経つうちに、どうしたら上手くいくか考えることがとても楽しくなってきました。
もちろんいつも考えた通りに出来るわけではなく、落ち込むこともしばしば。
でも一つ一つ丁寧に生徒さんと向き合えば、必ず返ってくるものがある。
そして自分がピアノを弾くことが苦しい時代があったからこそ、どうすればピアノを弾くことが楽しいと思ってもらえるか考えることが出来るのだ。
そう気付くことができた平成の30年間でした。
平成の間に結婚もし、子どもも生まれ、今現在の教える場所は自宅レッスンへと変わりましたが、思うことはやっぱり同じです。
悩みながらも音楽の道を歩み、そして教えることを選んで良かった。
今、心からそう思えます。
現在、娘が就活中なのですが、娘によくいう言葉があります。
「自分が苦しい時、仕事が支えてくれることもあるんだよ。
だから自分の支えになってくれる仕事を選んだ方がいいよ。」と。
さあ、明日からは令和。
私もまだまだ悩みながら、教えています。
でもその気持ちを忘れずに毎日毎日を丁寧に過ごしていくことが大切なのかな。
そう思っています😊