2019.02.14
昨日はピアノを新しく始めるお子様についてお話ししました。今日はすでにレッスンを受けていて、別のお教室に移ることをお考えの生徒さんについてのお話しです。
お教室を移る理由は様々。今までレッスンを受けていた先生が何らかの都合で教室を閉めてしまった、レッスン日時が合わなかった、グループレッスンから個人レッスンに移行するのを機会に、またこの理由が一番多いのですが、大きくなったら一人で通えるように自宅に近いお教室に等々です。
私のお教室でも過去にも現在にも他の個人教室や楽器メーカーの音楽教室から移られてきた生徒さんが何人かいらっしゃいます。
移行されてきた生徒さんの初レッスンでは、今まで弾いた中で好きな曲を1曲弾いていただき、レベルを判断します。今までレッスンで使っていた教材を継続する場合もありますし、別の教材を使っていたいただく場合もあります。
また、お母様に今までのレッスンの様子やお家での様子、要望等を伺います。
そして私が最も心をくだいているのは、レッスン上で今までの先生との違いが生じた場合の対処です。
基本的には指導内容に大きな差はないと思いますが、音楽の方向性や表現方法等微細な部分での違いは生じてくると思います。
その際には、今までこうだったのにどうして今度はこう弾くのかきちんと言葉で説明するように心がけています。そうでないと生徒さんの心の中に迷いが生まれるからです。
以前のトピックスでも触れましたが、私は親の仕事の都合で頻繁に転居を繰り返し、その度にピアノの先生も変わってきました。レッスン中子どもながらに???と思うことがありました。そのような経験上きちんとした説明の必要性を感じています。
時には必要に迫られ、あるいはなんとなく先生としっくりこなかったり(人間ですもの相性もありますよね)でお教室を移られることもあるとは思いますが、できれば一回くらいの方がいいですね。その時はお子様の意見も聞いて是非慎重に!
以上は中学生くらいまでのお話しで、専門的に音楽を学ぼうという方はステップアップのためにより高度な音楽を指導していただける先生に師事していくことは必要です。