2018.11.19
生徒さんのお母さんとお話をすると、時々「ピアノの前に座っても何かわからないことをデタラメに弾いてばかりで、レッスンの曲を練習しません。どうしたらいいですか?」と相談されることがあります。
デタラメ弾き!いいですねえ~。と、こんなことを言うと他の先生方にお叱りを受けそうですが。
自由に思いのまま弾く、ということはきっとピアノが好き、音楽を楽しむ心をもっていることだと思います。
デタラメ弾きをしていたら、声をかけず見守ってくださいね。頭の栄養、心の栄養充電中です。
そして、弾き終わったら「楽しそうに弾いてたけど何の曲?こんどはレッスンの曲聴かせて!」と声かけしてみてくださいね。
子どもさんのことを一番理解されているお母さん、もっと上手な声のかけ方があるかもしれません。その辺はお力をお貸しくださいね。
以下はある日のレッスンの様子です。
レッスンの合間にタラララ~ンとメロディーが。
「ん?今の曲何?」
「何か適当っていうか・・・。」
「へえ~。今のこの辺がきれいだったよね。」
今のメロディーを真似して弾く。
生徒さんはちょっと照れ笑い。
「こんな伴奏をつけたらどんな感じ?」
左手伴奏部分を即興で付けて弾く。
「あっ!今の伴奏教えて!。」
二人でしばし連弾。
「名曲完成したねえ。さあ、今度は練習曲頑張ろう!」
心が満たされた後のレッスンはスムーズです。
たまにはこんな時間もあっていいかな?と思います。