2011.11.02
私が音楽療法に興味深くなったきっかけは、トピックス【12】で書かせていただきましたが、
もう少し詳しく聞きたい!というお声をいただきましたので、私事で恐縮ですが、少しお話させていただきます。
亡母は、私が19才の時 脳腫瘍で倒れ、生死をさまよいながらも なんとか命は助かりました。しかし、毎日 様々な症状がありました。
様々な症状を繰り返し、数年後母は意識がなくなりました。
看護師さんが、「お母さんの頭の上で、好きだった曲をかけてあげてもいいよ」と 泣いてる私に声を掛けて下さいました。
そして、母が好きだった曲をかけてみましたが 母に変化もなく、その時は、それでどうなるとも思っていませんでした。
しばらく経って、看護師さんが「じゃあ、今度は お母さんの思い出の曲か お母さんの脳裏にやきついてる曲をかけてあげたら?」と教えて下さったので、
音大入試の曲にしよう!と思いました。毎日毎日、長時間の練習をしていたその曲について、母が「お母さんまで その曲 覚えたわ(笑)」と よく言ってたことを思い出したからです。
そして、曲をかけてみました。
でも、母に変化はなく…
看護師さん「これ、あなたが弾いてるの?」
私「いえ^^; 市販の…」
看護師さん「あなたが弾いて録音してきたら?」と‥
そして、そのようにしてみましたが、変化は ありませんでした。
しかし、あることが頭によぎりました。
もしかしたら?‥完成した曲を弾くのではなく、受験勉強の時に 上手く弾けなくて、 何度も何度も 繰り返し練習していた部分をかけたら?
そして、可能な限り再現して 練習していた状態を録音して、母の頭の上で かけてみました。
すると、すると、すると、
母が…
母の右手が かすかにうごき…
少しずつ まぶたが…
鳥肌がたちました。ドラマを見てるようでした。
″ あなたの練習する曲の一部分に刺激を受けたのかもね ″と看護師さんが言って下さいました。
母は、わたしの練習してる姿や、何かを思い出したのかもしれません。
よほど脳裏に焼き付いた練習曲だったんでしょうね^^;
それから、七年も生きていてくれました。
寝たきりの母の在宅介護は、何から何まで介護を伴い大変でしたが、「明日も生きていてほしい。」「意識が戻ってほしい」
ただ、その気持ちでいっぱいでしたから、意識が戻った時の嬉しさと驚きは 感極まり 言葉が出なかったほど‥
意識がなく、あのままだったらこの七年間はなかったと思うので、
私にとって 音楽♪ピアノ♪は ますます大きなものとなりました。
私のピアノで、意識を取り戻してくれたのですから(#^.^#)
今、させていただいているボランティアの場でも、時々 音楽の話になるのですが、「そういえば、こんなことがあってね〜」と、私の体験と似た話をされる方もいらっしゃったり
おばあさんが、お孫さんの声の童謡に反応した!というお話も聞きました。
単に曲を聴くだけでも療法になる。
好きな歌をうたっても療法。
CDでは反応しなくても、身内の声の歌だと反応した!これも療法。
『やっぱり、音楽てすごい力があるよね★』と
皆さんと共感しています🎶
もっと もっと 音楽療法が
認知されますように‥‥🎶